一戸建て住宅を購入する時に知っておきたいこと

一戸建ての構造形式

一戸建て住宅に一番多いのが木造です。木材は軽くて強度が高いので、基礎が簡素でも丈夫な家を建てられるため、一戸建て住宅に適しているのです。木造住宅には、在来工法、ツーバイフォー工法、丸田組工法など様々な構造形式があります。日本の住宅で一番多いのは在来工法で、鉄筋とコンクリートで基礎を作るのが主流です。木造住宅は、耐震性が弱いイメージがありますが、最近では一定量以上の耐力壁、耐力床を作ることが義務づけられているため、ボルトや金物などでしっかりと補強されて作られているので安心です。

木造住宅の他に、鉄骨造住宅や、鉄筋コンクリート造住宅などもあります。木造よりも強度が高いですが、断熱性が低いという短所があります。鉄骨や鉄筋コンクリートは、マンションやビル、商業施設など大きな建物に採用されるイメージが強いですが、外断熱工法の発展や生活様式の多様化により、一戸建て住宅にも採用されることが近年では増えてきています。二世帯住宅で大きな家を建てる際や、耐震性の強さを特に求めたい場合など、鉄骨造住宅や鉄筋コンクリート造住宅を希望する時には、専門としているハウスメーカーに相談して、注文住宅で建てることになるでしょう。